賞状用紙の構成は中央上部の「雲龍」、その左右に配置された「鳳凰」、下から左右に向かって伸びる「桐」からなります。 これらはいずれも古代より尊くめでたいとされていた四瑞(龍・亀・麟麟・鳳凰)に由来しています。
また、賞状には句読点を付けないのですが、これは古来より日本で用いられていた毛筆の文化に発祥し、あらゆる書きものの文面において句読点を付けないという慣習があります。
明治時代に句読点の統一表記が決定された際にも表彰状や感謝状の文言に限っては、表彰する相手を敬って渡すものであるため、従来付いていない句読点を改めて付ける事はしませんでした。句読点を付けるという事は、相手を見下す事になり表彰状や感謝状にはそぐわないという経緯があったようです。