伊藤彰規展 - キタミブルー -
10:00~18:30(最終日は17時まで)
ノーザンギャラリー・トップライトギャラリー
オホーツクの風土を原風景とした抽象絵画の展示。140×380cmの油彩など約40点。
小樽生まれ札幌を経て、小学校5年から高3までを北見で過ごした。卒業と同時に上京したが帰省の折に見る北見、オホーツクの風景に目を見張った。離れることで故郷の風景に初めてであった思いだった。以来、表現は具象から抽象に変わってきたが、皮膚に沁みついた感覚として記憶するオホーツクの光、風、雪というもののイメージが描くことの出発点であり、拠り所だった。
各種のコンクール等に出品しながら、パリ在住などを経て、団体に所属せず企画画廊での個展を中心に発表してきた。その間、上田憲男さんの知己を得てグループ展発足に参加。WABE NOW展後も、流れを受け継ぎながら東京ギャラリー暁、札幌コンチネンタル画廊を会場にしグループ展での発表を続けている。2018年制作の拠点を北見に移し、原風景への思いを日々新たにして制作に取り組んでいる。
吹き渡る風、雪原に映る影などオホーツク北見の風土のエッセンスを作品に込めた。幸い網走、帯広など近隣の美術館で展示の機会を得ているが。この4年の制作の成果を初めて札幌個展というかたちで市民、道民に向けて発表したい/伊藤彰規 作品点数:約40点